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ペット喜怒哀楽

沖縄決戦

書名 : 沖縄決戦
著者 : 新里堅進 作・画
出版社: クリエイティブ21 2004.1.30 3刷 \2242

感想 : 漫画です。
とはいえ、文字が多い。
戦闘場面が多い。そりゃ戦闘が多かったという事実があるのだろうけれど。
男の視点。ひめゆりの証言録などに比べると、軍人視点。日米双方の軍、軍人としての経過... ベトナム戦争の小説に比べて...悲惨さが表れにくい...不思議だけど。あまりに多くのエピソードを伝えようとしたために、個々の人間模様、感情が細やかに描けていないから? かつて出会った成田闘争時の機動隊の人の視点と似ている...男同士の戦い...
エピソード中知らなかったのは、弁ガ嶽の口合戦...20mに接近した日米兵士が武器ではなく口でののしりあった...へぇ~!
まぁ、これだけ戦闘場面が次から次へと出てくると辟易したのだけれど...やっぱり男性視点だなぁ。その場面その場面次第で、日米どちらかの立場で、なんとなく、勝たなくちゃやっつけなくちゃって感覚になるから、そういう感覚になった時も戦争時の方々にはあったのだろうけれど、冷静に俯瞰した時に、悲惨な戦争であった筈なのに、そこが...ひっかかる...


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